キモンホソバノメイガ 成虫 Sinibotys butleri (South, 1901)

最近、近隣で、この蛾を見かけて写真に撮っていた。

大きさは、前翅長10ミリぐらい。

翅の横幅が狭い系のノメイガである事は、一目で分かるが、果たして種名は?

羽化してから少し日数が経つのか、黄色い紋が薄くなってきているが、キモンホソバノメイガという種だと思われる。

この蛾に関しては、学名からも分かるように、1901年に新種登録された種のようである。新種発見場所は、中国の浙江省。日本での初確認は、2006年の愛知県らしい。

一応、幼虫はタケ類を食べるとのことだが、この蛾を見た場所の近くに竹があったかなぁと目を閉じて、景色を思い浮かべている自分が居る。少なくとも、数100メートル圏内の側には無い気がする。

この蛾と間違いやすそうな蛾がいるとしたら、キベリハネボソノメイガの雌とミナミホソバネノメイガが候補に上がりそうだが、キベリハネボソノメイガは、二回りぐらい大きい蛾だし、ミナミホソバノメイガも、図鑑の情報で見る限り、今回の蛾より大きい事が窺える。

ツマモンギンチビキバガ 成虫 Cnaphostola venustalis Omelko, 1984

昨晩、我家の外灯下に来ていた蛾のひとつである。

大きさは、体長8ミリぐらいだったと思う。

ピントをどうしても合わせる事が出来なかった(ピントを合わせる事が出来なかった事を考えると、8ミリより小さかった可能性有り)が、写真を確認したところ、いわゆる牙っぽいものが写っているので、キバガの仲間を当たると、キバガ科カザリキバガ亜科のツマモンギンチビキバガという種に行き着いた。

幼虫の食草は、ブナ科のカシワとのことである。

ミジンキヒメシャク? 成虫 Idaea trisetata (Prout, 1922)

昨晩、我家の外灯下に来ていた蛾の一つである。

大きさは、とても小さく開張サイズで14ミリぐらいしかなかったと思う。

種名は、ミジンキヒメシャクかなと思うのだが、正直なところ、小さなヒメシャク達の種の正確な特定にあたっては、誰もしっかりとした絶対的な根拠やデータ(情報)を揃えきれていない世界なのではないだろうか。

同じような紛らわしい別種達に、何回も出会い、生息環境や出現時期や、外的特徴のデータを、分厚く集めて、時間をかけて、種の特定の要素に根拠を積み重ねていくしかないと思う。

一応、幼虫の食草は、枯葉らしい。