最近、近隣で見かけ、写真に撮っていた。
大きさは、前翅長8ミリぐらいだったかな。一目で、シャクガ科ナミシャク亜科の蛾である事は分かったが、種名まで行き着けるかなとの一抹の不安もよぎっていた。
紋様の変異の大きそうな蛾の予感が、一抹の不安の根底にあったが、想像よりあっさりと種に行き着いた。
上の写真の個体は、トビスジヒメナミシャクだと思う。案の定、色合いのパターンは無限にありそうだったが、翅頂から斜め上に緩やかに登る濃い色の太いボヤけたラインは、この蛾の特徴として捉えて良いのかなと感じた。
幼虫の食草は、タデ科のギシギシとの事である。この蛾がいた辺りは、まさに様々なギシギシの楽園である。
ちなみに、この蛾も、学名の登録年が18世紀と古いが、遠くヨーロッパにもほとんど同じような蛾がいるようである。