マエキノメイガ? 成虫 Herpetogramma rudis (Warren, 1892) 1

最近、近隣で、この蛾を見かけて写真に撮っていた。

大きさはと言われると、正直思い出せない。ただ、一般的なこの蛾の標準サイズを当てはめると、前翅長13ミリぐらいの大きめのノメイガであったのかと思う。

種名はと言うと、マエキノメイガが臭いなと思うのだが、微妙に似ている蛾達も多い。

そして、また厄介なのは、ネット上の信頼筋の投稿主達の投稿におけるマエキノメイガの画像に頑とした一貫性を見出せないのである。変異が多い蛾なのかとも考えたいが……。

次は、またいつ会えるか分からないが、似た種も含めて、沢山眺める機会が増えて、これらの近似種達の差異を掴んで行ければなと考える。

ちなみに、上の写真の蛾が、マエキノメイガとして、マエキノメイガの幼虫の食草は、イノコヅチとのことである。この蛾がいた場所なら、日陰でも日向でもイノコヅチは、幾らでも生えてそうな場所である。

コウスアオシャク 成虫 Chlorissa obliterata (Walker, 1863) 1

最近、近隣で、この蛾を見かけ、写真に撮っていた。

大きさは、前翅長で12ミリぐらいだったかなと思い出す。

アオシャク亜科の蛾にも、これまで結構出会って来たので、既に投稿済みの種かとも思ったが、調べてみると、未投稿の種と分かった。

腹部が赤いのが見えているし、その条件からも絞りやすかったが、種名は、コウスアオシャクだと思う。

幼虫の食草は、アキノキリンソウにクサフジ……そんなの近隣に生えていたかと、近隣の景色を回想し始めた。アキノキリンソウの現代平地ヴァージョンと言えば、セイタカアワダチソウ。クサフジ……調べたら、ちょうど先日、東京の調布飛行場の辺りで写真に撮っていた植物がクサフジと繋がった。

さて、近隣のこのコウスアオシャクは、何を食べて羽化してきたんだろうか?そのうち、突き止められればなと考える。

ちなみに、この蛾の分布域をネット上で調べたところ、東北北部やロシア沿海州と寒い地域にも多数目撃情報があるのを知った。

ヨツメノメイガ 成虫 Pleuroptya quadrimaculalis (Kollar, [1844]) 1

最近、近隣で、この蛾の写真を撮っていた。

大きさは、前翅長11ミリぐらいだったと思う。

少し離れたところからでは、ヤガ科のクルマアツバ亜科の蛾に見えていたのだが、写真を撮ろうと近づいた時に、ツトガ科ノメイガ亜科の蛾なのかと気が付いた次第である。

種名を、調べたところ、ヨツメノメイガであろうとの結論に至った。似た種に、コヨツメノメイガという種もいるが、そちらは、もうちょっと薄い色合いをしているらしい。この蛾の印象として、現場での肉眼だと、かなり濃い焦茶色に見えていた。

ちなみに、ヨツメ(四つ目)の謂れは、後翅にも大きな白い紋が対であり、それらの大きな紋が合わせて四つの目に例えられたものと思われる。

幼虫の食草は、バラ科フユイチゴ等が知られているようであるが、私は、現時点でフユイチゴを知らない。