ムラサキツメクサ

近隣の田園地帯を歩いていると小川沿いの土手道とかで、よく見かける。

名前は、ムラサキツメクサ。別名アカツメクサ。

ヨーロッパ原産で、日本には明治時代に入って来たと言われている。原産地でも地方によって種類があり、日本にも、色々な亜種が入って来ているものと思われる。

このムラサキツメクサは、近縁種のシロツメクサと比べると、背丈が高くなるようである。自分が見かけるムラサキツメクサ達は、高いと60センチぐらいの背丈になっていることがよくある。

種名に付くツメクサの意味は、昔、発送時の緩衝材として、このツメクサの類を詰めたところから来ているらしい。

コメツブウマゴヤシ

一昨日、コメツブツメクサの投稿をしたが、その際に似た雰囲気で、もっと葉や花が小さいのも見かけると言及した。

それが、以下のコメツブウマゴヤシである。

違いとしては、葉や花の大きさが小さいというのもあるが、こちらのコメツブウマゴヤシの方は、コメツブツメクサより茎葉に産毛が生えているとの事である。

それらが分かる写真を以下に。

さて、このコメツブウマゴヤシも、外来帰化植物で、原産はヨーロッパで、侵入は江戸時代との事である。

ヨコヅナサシガメ 脱皮直後

最近、巨大な赤いサシガメを目撃して、一瞬何だろうと考えてしまった。

ただ、傍には普通の黒いヨコヅナサシガメが付き添っている事から、赤いのもヨコヅナサシガメなのかなとは感じていた。ただ、大きさは、赤い方は、サシガメとしては半端なく大きく、黒い通常サイズのヨコヅナサシガメより全然大きく見える。

まさに、ヨコヅナサシガメの女王みたいなイメージである。

体長で2センチは超えそうな大きさである。

写真には写ってないが、木の皮にはサシガメの抜け殻みたいのが、沢山付着している。最初発見した時には、ちょうど頭のところに抜け殻を被っていて、現場では、全部、このサシガメが吸汁した後の死骸かとも思ったが、後で調べたところ、それらは、脱皮後の抜け殻であることが分かった。

それにしても、ちょっと大き過ぎるヨコヅナサシガメだと感じたが、脱皮直後で少しブヨブヨしているからと思いたい。きっと、時間の経過と共に、黒く変化する過程で、身体も引き締まるのかなと考えたい。そじゃなかったら、ヨコヅナサシガメとしても巨大過ぎる。また、どうやって、どれぐらいの時間で、体色が黒色に変わるのかも、知りたくてしょうがない。

最後に、近隣で、ヨコヅナサシガメの存在に気が付いたのは、私は昨年からである。目下、温暖化に伴い北上を続けている昆虫である。

今回、このヨコヅナサシガメがいた木は、ハリエンジュ(ニセアカシア)であったが、他に、ヨコヅナサシガメをよく見かける木は、クヌギだろうか。どちらの木にも共通しているのは、分厚く空気も含んでそうな樹皮をまとった木で、所々、樹皮と幹の間に隙間とかが生まれやすい木である。南方の昆虫であるヨコヅナサシガメ達は、冬場は、そうした天然のダウンジャケットの中に潜り込んで、冬を凌いでいるのが窺える。

もっとペラペラの樹皮の下で越冬している昆虫達も知っているので、ヨコヅナサシガメ達の寒さへの警戒感は、寒さへの弱さの現れとも深読みしたい。数10年に一度の大寒波とかで、グッと数を減らしてしまう昆虫なのかなとも思いたい。