既に投稿済みの種であるが、よりアップに大きく写せた写真が撮れたので、再投稿してみる。
今回の投稿は、コナガ(小菜蛾)である。
大きさは、体長で6ミリぐらい。
学名の登録年が18世紀と古いが、古い蛾は概して世界中(生物地理区の区分で旧北区に当たる地域……東洋区も多少含まれれる……日本は、旧北区)に拡がっている傾向がある。
という事で、国内は、北海道から南西諸島まで。そして、この蛾は、先ほど出てきた旧北区、東洋区以外にも新北区(北米大陸)、エチオピア区(アフリカ大陸南部)、オーストラリア区、オセアニア区、新熱帯区(中南米大陸)と、まさに世界中に拡散している蛾である。一番、目撃報告が多いのは、ヨーロッパのオランダ辺りである。
この理由の一つには、コナガ(小菜蛾)の名前が示すように、アブラナ科の植物(野菜)を食す事から、人類の野菜を栽培して食すという習慣と連動して、世界中へと拡がってきたようにも思えてしまう蛾である。
我家の外灯下でも、時々見られるが、大量にやって来ている印象はない。ちなみに、英名は、diamond back mothである。
世界の生態系を急速に変化させている人類……自分達以外の微小な生物達にも目が行く日が来るのであろうか。