アズキノメイガ 成虫 Ostrinia scapulalis subpacifica (Mutuura & Munroe, 1970) 3

最近、近隣で、この蛾を見かけて写真に撮っていた。

大きさは、前翅長13ミリぐらいだったであろうか。

この蛾自体は、我家の外灯下にも現れる蛾で、名前はアズキノメイガ。

この蛾の薄い色彩のタイプが存在しないなら、この蛾は近隣の自然下では見間違わない気がする。下地が黄色やら薄黄色のノメイガは多いが、このタイプの止まり方をするノメイガ亜科の蛾で、下地が焦茶色の蛾は、そんなに出くわさない気がするからである。翅を広げて止まることが多いタイプでは、モンキクロノメイガなんかがいるかも知れないが、間違いそうなほど紋様は似かよっていない。

他に種を特定する切り札があるとすると、中脚の腿節に防具みたいなものが付いているところも参考になる。それが分かる写真を以下に。

さて、この蛾の幼虫は何を食べて育ってくるのであろう。色々な植物を食べれるらしいが、近隣の自然下でよく出会える蛾なので、複数の場所の自然環境を眺めながら、今後絞って行ければなと考える。

ところで、上のタイトルのところの学名は、本州以南亜種の学名であり、この蛾の基本種は、Ostrinia scapulalis (Walker, 1859)という殆ど同じ雰囲気の蛾であり、世界的にところどころに分布している蛾である。GBIFの分布マップで調べたところ、日本や韓国に目撃報告が集中している以外は、フランスとウクライナの辺りにも多少目撃報告がある。フランスもウクライナも、ヨーロッパの農業大国のイメージがあるが、何か農産物とこの蛾の分布と関係があるのであろうか?

勿論、日本でも野菜の害虫の一面のある蛾である。

ナツグミ? Elaeagnus multiflora Thunb.

こないだの日曜日に、近所の野山を散策した時に、見かけて写真に撮っていた。

ちょっと自信がないのも認めるが、グミのように見える。

本州の関東以西に自生しているナツグミかなと思うのだが、どうなのであろう。

生えてる場所は覚えたので、また観察しに行ってみようと思う。

オバボタル Lucidina biplagiata (Motschulsky, 1866) 2

最近、近隣で、この昆虫を見かけ、写真に撮っていた。

大きさは、体長8ミリぐらい。

種名は、ホタル科マドボタル亜科に属するオバボタル。マドボタルの所以は、これら近似種の胸部背側が透けていて、内部の赤い紋様が透けて見えているところかららしい。

幼虫は、小型のカタツムリを食べるとのことであるが、確かに、このオバボタルが居た場所は、極小カタツムリ天国みたいな場所である。

ちなみに、ホタルの仲間であるが、光りはしないようである。