コガシラアオゴミムシ?  Chlaenius variicornis (Morawitz, 1863)

最近、近隣で、このアオゴミムシの一種を見かけて、写真に撮っていた。

大きさは、小さく感じた。アスファルトの地面を逃げまくる本種を、指で摘み上げるのに本当に苦戦した。

目測で、体長10ミリあるかないかだと思う。

同所で、間違いそうなゴミムシにアオゴミムシとチビアオゴミムシがいるが、アオゴミムシも産毛は目立つが、上の写真の個体ほどではなく、大きさも少しアオゴミムシの方が大きい。では、チビアオゴミムシはと言うと、大きさはいい勝負だが、チビアオゴミムシには、産毛がこんなになく、光沢感がある。

そうすると、コガシラアオゴミムシという種が浮上して来たのであるが、どうであろう。また、コガシラアオゴミムシの画像を見る限り、触覚の第3節までは色が薄くなっている写真が目に付いた。上の写真の個体と同じ特徴である。

生息分布の方は、国内は、北海道から南西諸島までいるようである。海外の分布は、ちょっと情報不足であった。

オオクシヒゲコメツキ Tetrigus lewisi(Candèze, 1873)

最近、近隣で、このコメツキの写真を撮っていた。壁に大きめのコメツキが止まっているのが見えたので、暫し観察のために、棒で触れて地面に落ちてもらった。

身体に付いている焦茶の部分は、落下時についた泥である。しかし、泥はみるみる剥がれていき、微毛の撥水力みたいなものに少し驚かされた。

大きさは、体長25ミリぐらいだったのではないだろうか。

種名は、オオクシヒゲコメツキ。

触角が、もう少し分かる写真を、もう一枚。

雌雄共に、櫛髭状の触角をしているのだが、雌の触角の方が細身とのことである。上は、十分に立派な触角に見えるので、オスであろうか。

生息分布は、国内では、北海道から南西諸島まで。国外は、ロシア南東部から中国東南部まで、台湾国も含めて生息してるような認識ではいる。

樹液にも集まるらしい。我家の外灯下にも5月ぐらいに来ていて、鮮明な写真を撮っていたような記憶も蘇ってきた。写真を見返してみようと思う。

シラフクチバ 成虫 Sypnoides picta (Butler, 1877)

最近、近隣でこの蛾を見かけて写真に撮っていた。

大きさは、ちょっと大きめで、前翅長23ミリぐらいはある。

調べたところ、ヤガ科シタバガ亜科のシラフクチバではないであろうかと思った。

幼虫の食草は、バラ科ノイバラやブナ科の樹木のようである。この蛾がいた回りに、ブナ科の樹木は普通にあるが、ノイバラも結構見かけるエリアでもある。

分布域は、国内では、北海道から九州まで。海外の分布は、ちょっと分からなかった。