トガリシロオビサビカミキリ Pterolophia(Pterolophia) caudata caudata (Bates,1873)

最近、近隣で、このカミキリの写真を撮っていた。

正直、この手のサビカミキリの仲間は、紛らわしい種が多く、種名に辿り着けるか自信が無かったが、意外とあっさりと種名に辿り着いた。

大きさは、体長1センチちょっとだったと思う。似たようなサビカミキリの中では、大きい方だと、私は感じた。

種名は、トガリシロオビサビカミキリ。

フジの枝や枯枝に集まるカミキリらしい。野生のフジが、近隣には沢山ある。

このカミキリの目撃報告は、GBIFのオープン・ソースでは、国内に集中しているような気がした。

マエキオエダシャク 成虫 Plesiomorpha flaviceps (Butler, 1881)

先ほど、近隣で、この蛾を見かけ、写真に撮っていた。

大きさは、前翅長16ミリぐらい。開張で3センチちょっとあるなというのは、目測だが慎重に確認した。

既に、昨年の5月23日に、我家の外灯下に現れた個体の投稿をしているが、種名は、マエキオエダシャク。

幼虫の食草は、モチノキ科の樹木の葉のようである。

上の写真の個体は、翅も大分と欠損しており、自然下でのサバイバルの結果かと思われるが、短い生涯の中で子孫を残す事に成功した(する)事を願っている。

国内では、本州から南西諸島まで、海外では、朝鮮半島以南の東アジア南東部に生息している模様。

アオシャチホコ 成虫 Syntypistis japonica (Nakatomi, 1981)

最近、近隣で、この蛾を見かけ写真に撮っていた。

大きさは、前翅長20ミリちょっとぐらい。

上翅の後端から後縁にかけて、角度があるのと、全体的に毛のフサフサ感が感じられる事から、シャチホコガ科の蛾の気はしていたのだが、シャチホコガ科の中に、中々、該当種を見つけられないでいた。

しかし、アオシャチホコが、臭いなと感じ、アオシャチホコの画像を照合していくと、変異の多い写真の中に、上の写真の個体と同じようなパターンのものも複数混じっている事を確認出来た。

幼虫の食草は、エゴノキらしいが、この蛾が居た場所の近くには、エゴノキが確かにあるのである。近隣のエゴノキと言えば、圧倒的に人為的な空間に多いが、中には、このエゴノキは自生ではないかなと思いたくなる個体もある。

どちらにせよ、近隣のエゴノキに自生がないとしたら、近隣のアオシャチホコの歴史も浅いものになるかもしれない。と疑問点が生まれたので、直ぐに調べたところ、エゴノキStyrax japonica (Sieb. et Zucc. 1837)自体は、北海道から沖縄まで、日本全国に自生している木とのことである。