フナガタクチキムシ? Isomira (Paraisomira) oculata(Marseul, 1876).

先週末に我家の外灯下に来ていた小さな甲虫の一つである。

大きさは、もはや覚えていないというのが本当のところだが、6ミリぐらいだったかなぁと朧げな記憶を引っ張り出している。

この日、2匹のこの小さな甲虫を見たが、触角の長さからハムシの仲間を疑った。ただ、上を向いた大きな複眼は、ゴミムシダマシの仲間しかあり得ないよなと調べ始めた。

結局は、フナガタクチキムシという種なのではと結論に至った。写真には写らなかったが、頭部の先に口が出っぱっている特徴も肉眼では確認していたし、大きな複眼の付き方も、フナガタクチキムシと一致するなとは感じた。

栗の花に集まるとの情報もあったが、確かにまだ栗の花は栗の木にぶら下がっているのではと思う。

今回は、複眼の大きさと少し飛び出た口周りで、フナガタクチキムシという種に行き着けたが、我家の外灯下には、1ヶ月ぐらい前から、種を同定出来ない同サイズのクチキムシ(ホンドトビイロクチキムシなのかクリイロクチキムシなのか、それらのミックスなのかが分からない)が多数飛来している。

その迷宮をグルグルと巡っている我家のレギュラーの同サイズのクチキムシより先に、より珍しいと思われる今回のフナガタクチキムシの投稿が出来たことは、ちょっと嬉しい出来事になったかもしれない。

さて、このフナガタクチキムシの生息分布なのだが、しっかりとした情報には出くわせなかった気がする。あんまり出くわせないクチキムシということなのであろうか。

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