昨日、近所の親戚の家に立ち寄った際に、ちょっと庭というか敷地内を散策。
すると、ユラユラと大きな黒い蝶が飛んでいるのが視界に入った。そして、柑橘とは思えない常緑低木に産卵行動みたいな動きを見せ始めた。
ゆっくりと近付き、写真に撮った。
先程、撮った写真を見返していて気が付いた。小さい頃から、黒いアゲハチョウは虫捕りの定番だが、お馴染みのクロアゲハとは違うと。
ユラユラと飛んでいる時も、葉の上で静止した時も、黒いアゲハチョウって、こんなに大きかったけとの率直な感想は持っていたが、この黒い大きなアゲハチョウの名前は、ナガサキアゲハというらしい。
大きさ的には、モンキアゲハにオオゴマダラに匹敵する日本三大大きな蝶に選ばれている蝶のようである。
さて、このナガサキアゲハ……元々は南方の蝶で、江戸時代には、九州南部には生息していたらしいが、その後少しづつ北上し、2007年には茨城県南部で、2009年には栃木県で確認され、現在では宮城県辺りまで北上しているようである。
外見的特徴は、写真である程度掴めるが、補足するとアゲハチョウ特有の尾状突起というものがない蝶のようである。その特徴は、写真からも見て取れる。(擦れて無くなってしまったわけではない事を祈る。)