この植物も梅雨明けぐらいから急成長して存在感を増して、目下、緑色の地味な色合いの花を咲かせ始めている植物である。
名前はヒカゲイノコヅチ。近似種にヒナタイノコヅチという種も存在するらしい。日陰に生えていて、花が疎らに付いていることから、ヒカゲイノコヅチと同定した。
この植物は、我が家の庭の日陰にも生えてくる。現段階では、我家の庭に生えてきているものが、ヒカゲイノコヅチなのかヒナタイノコヅチなのか確認していないが……。
さて、このイノコヅチ……結構、抜き取りが手強い雑草である。というのは、抜こうと思っても地上部だけが千切れてしまい、根は地下に残ってしまうのが常である。そして、根を取り除こうにも、かなり頑丈なスコップやシャベルを使い、やっと大きな根塊を取り除けるといったいった具合である。
そして、今回知った事実に、多年草だったのかという事実がある。昨年の草抜きが悪かったせいか、今年は庭の日陰にちらほらと、イノコヅチが大きく育った姿を目立たせている気がする。
ちょっと、今年は、我が家の庭からの撲滅目指して、全部抜いてしまおうと思う。ただ、綺麗に抜ききったつもりでも、時たま、根から気持ち良く絶対に抜けた試しのない、小葉が芽生に出会う事がある。おそらく、この小葉が、イノコヅチの少し残った根塊から芽生えて来ているものなのではないだろうかと繋がった気がする。
最後に、戦後の食糧のない時代には、食べ物として推奨された歴史があるとも読んだ。クセが無い味との紹介もあったので、近々、味の方も試してみようと思う。
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