ムーアシロホシテントウ

昨晩、帰宅後にソファーで寛いでいると、ふと腕のあたりを小さな虫が這っている感触を感じる。

チラッと見ると、薄茶色の小さなカメムシの幼虫か何かに見える。取り除こうとした時に、確認のためにマジマジと見ると、カメムシの幼体ではなくテントウムシの仲間である事が確認出来た。

以下が、その時に室内の明かりの下で写した写真である。やはりピンボケになってしまった。

大きさは、よく見かけるナミテントウナナホシテントウより明らかにひとまわり小さい。色合いは、牛乳たっぷりのミルクティーやコーヒー牛乳といった感じのアイボリー色みたいな感じ。

紋様の配列も色も見た事がないテントウムシの気がして、直ぐに調べたところ、ムーアシロホシテントウという種名が判明。

このムーアシロホシテントウは、ナナホシテントウ並みにアブラムシの捕食率がある事が知られていて、おまけに定着率も良いとの記事を見つけた。なんか、良い事づくめのテントウムシの気がする。

さらに、このシロホシテントウの仲間には、植物に付く地衣類も食べる種もいるらしく、うどん粉病菌を食べてくれる種もいるようである。

机上での考えでは、このシロホシテントウの仲間達には、どんどん増えていって欲しい気がする。

個人的に、そんなに目にしないテントウムシの気がするが、ちょっと生息状況や生息環境等の動向を注目していきたいテントウムシである。

ツルボ

近隣の桜並木の下で最近見かけた植物である。

地際に根生葉があるだけで、あとはスッと固く立ち上がった茎の先にピンクの花が短めの穂状に咲いている。

直ぐに、ユリ科(キジカクシ科?)のツルボという植物である事が分かったが、地中には2,3センチの球根があるみたいである。

球根ということでは、同じような形態で、少し前にはキツネノカミソリが、少し後にはヒガンバナが、同じような条件の場所に咲いていたり咲き始めることになるが、このツルボの印象は、これまで無かった。

薄いピンクという色合いが視界にインパクトを持って飛び込んで来難いということもあるのか、今回初めて知った植物である。

ただ都会の空き地や河川敷で群落になっている写真とかも目にしたので、珍しい植物ではないんだと思う。ツルボ……しかと覚えた。

ノアザミ

少し古い写真を整理していて、アザミの仲間の投稿が出来そうだと思った。

以下の写真の撮影年月日は、本年の6月12日。撮影場所は、近隣の雑木林内。

先ず、アザミについて調べ始めた時に、新鮮な発見があったのだが、その一つに、この写真が撮られた6月の初頭に咲いているアザミは、ノアザミぐらいしかない(ノアザミの可能性が高い)という事実であった。

日本国内に80種から200種類ぐらい存在すると言われているアザミの類の大概の種は、夏から秋咲きで、唯一6月に被る種が有るとしたら、ノハラアザミという種があるとのことである。

また、ノアザミの特徴として、初期の頃の株は茎を分岐させずに一本立ちになるものが多いとの特徴も上の写真の個体と合致している。

あとは、ノアザミの特徴として花色が、一般的なアザミの花のイメージである紫色よりも薄かったりする個体もよく見かけれるとの事実も、上の写真の個体の花色が少し薄めな事の説明になっていると思う。

という事で、写真の個体はノアザミと断定してみた。

これからは、野に咲くアザミの仲間の違いを少しづつ少しづつ覚えて行ければなと思う。