本日は、ほぼ一日中、我家の庭の草むしり。機械の草刈機で行えば、5分の1ぐらいの時間で終わるだろうが、ひたすら屈んで、手でむしる。
手でむしる理由の一つに、色々な昆虫と対面出来る確率が増えるからである。
本日も、暗くなってきた中、ラストスパートをかけていると、少し混み入ったスポットに大きな蛾らしき物体が見える。凝視しても動いていないので、死体だと分かったが、それにしても大きくて、複雑な紋様にも目が惹かれる。
本日の労働の最後の最後に、神様は御褒美をくれたようである。ありがとう!
その蛾の亡骸を大事に室内へと持ち込み、撮った写真が以下である。
大きさは、今回は動かないので、定規を当てて正確に測った。前翅長で55ミリある。
目ん玉紋様と大きさから、近隣でたまに見かけるトモエガの仲間を当たったが、該当する種はいなかった。
そうしたら、確かイボタガという蛾がこんな感じだったよなと脳裏をよぎり調べてみた。
そうすると、まさにイボタガであった。同時に、イボタガ科には、イボタガ一種しかいない事も知った。
幼虫の食草は、モクセイ科のイボタノキ、キンモクセイ、ネズミモチ等との事である。
年に一回、春の3月4月に現れる蛾である。我家の庭で亡くなっていたという事は、我家にも立ち寄ってくれてたんだと、嬉しくなった。
もし、機械の草刈機を使っていたら、こんな蛾の死体なんか、気が付かずに粉砕してしまっていた事だろう。