ツマアカシマメイガ? 成虫 Orthopygia nannodes (Butler, 1879) 1

先ほど、我家の外灯下に来ていた蛾のひとつである。我家の外灯下にたまに現れるフタスジシマメイガかと思ったのだが、写真を撮ろうと近づいた時に、別種である事に気が付いた。

フタスジシマメイガは、こんなに縁に色が付いていないと……。

大きさは、前翅長11ミリか12ミリぐらいあったと思う。

さて、この写真の蛾を同定するに当たって、候補に上がるのは、ツマアカシマメイガとアカヘリシマメイガの2種であるが、正直、この2種の説明や違いに関して、ネット上でなるほどとしっくり来る情報に出会えなかった感がある。

ただ、どっちか決めなければとなると、上の写真と同じような個体をツマアカシマメイガとして紹介している投稿の方が多いのかなとも感じた。ゆえに、私はタイトルを、ツマアカシマメイガ(?)にした次第である。

ちなみに、幼虫の食草は、タブノキと書かれていた情報もあった。一方、アカヘリシマメイガの幼虫の食草は、マテバシイ属のシリブリガシの枯葉と紹介している投稿が多かった。

どちらの樹木も、南方系の樹木である。上の写真の個体が、ツマアカシマメイガであっても、アカヘリシマメイガであっても、暖かい地域の蛾である事は確かそうである。

ドウガネサルハムシ Scelodonta lewisii (Baly, 1874) 1

約2週間前に写真に撮っていたハムシの投稿をしようと思う。

大きさは、体長4ミリぐらいだったと思う。凄い小さい。

このハムシを見かけた時の第一印象は、アカガネサルハムシのカラフルさは無いが光沢感と形状はそっくりなハムシだなという事である。個人的には、派手で人気のあるアカガネサルハムシの方が、近隣では出会う気がしている。

そして、調べたら、直ぐに種名は、ドウガネサルハムシと判明。

ブドウ科のノブドウやエビヅルやヤブガラシに付くハムシのようであるが、クマツヅラ科のクサギにも集まるとの記事を読んだ。ここで、”えっ“て思ったのは、このハムシが居た場所の頭上には、クサギが生えているのである。もちろん、ヤブガラシとかノブドウもある場所である。

さて、上の写真だと、このハムシの光沢感が伝わらないが、肉眼で見ている時には、綺麗に輝いて見えるハムシであったことは伝えたいと思う。

ケブカクチブトゾウムシ Lepidepistomodes fumosus 1

4週間ぐらい前の写真になってしまうが、5月半ばに近隣で写していた小さなゾウムシの投稿をしようと思う。

大きさは、体長6ミリぐらいのゾウムシだったと思う。現場でも、極小というイメージではなかった。

種名を調べたところ、カシワクチブトゾウムシと落ち着きそうだったが、近似種にケブカクチブトゾウムシという種がいる事を偶然知った。そして、上の写真を指で伸ばして見て貰えば分かるのだが、上翅に毛が生えているのである。では、ほぼ同サイズのカシワクチブトゾウムシはと言うと、私がネット上の画像を見る限り、毛が生えていないのである。

となると、上の写真の個体達は、ケブカクチブトゾウムシなのかなと思った。

さて、ケブカクチブトゾウムシも、カシワクチブトゾウムシも、ブナ科のクヌギやコナラ等に集まって来るゾウムシのようである。

実際のところ、このゾウムシがいた場所の横は斜面になっていて、頭上には人為的に植えられたクヌギやクリ(?)が沢山ある場所である。

最後に、以上の2種より、少し小さいコカシワクチブトゾウムシという種も、過去に投稿済みなので、良かったら、そちらもご覧ください。