クロモンキノメイガ 成虫 Udea testacea (Butler, 1879) 2nd

最近、この蛾の写真を撮っていた。

秋と春先に、よく見かける蛾である。過去にも、投稿済みの種であるが、今回撮った写真の方が紋様の特徴が分かりやすいと思ったので、再投稿している。

大きさは、前翅長で8ミリぐらい。

種名は、クロモンキノメイガ。

この蛾の特徴としては、小さめのノメイガであり、後翅が見えない形で、細めなシルエットで静止するタイプかもしれない。

幼虫の食草は、多岐にわたっていて、野菜類も食べるため、害虫と捉えられている一面もあるようである。最初の方で、秋と春先に目立つ蛾であるとの感想を書いたが、どうしても、緑が減ってくる秋から冬の間に幼虫期間があると、冬野菜や、冬に元気な植物が狙われてしまうのかなとも推測する。

この蛾の生息分布は、国内は、北海道から九州近海を経て、沖縄本島付近までの幾つかの島嶼までで確認されているようである。何となく、寒い地方の蛾を連想してしまい、海外の生息分布も、その傾向で眺めそうになったが、日本以外では、台湾からの生息報告が多数上がっているようである。

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