昨晩、家の外灯下に来ていた蛾である。
大きさは、25〜30ミリの間だったのではないであろうか。
凄く似た種類に、コベニスジヒメシャク、フトベニスジヒメシャクが居るのだが、この写真の個体をウスベニスジヒメシャクと断定した理由は、外横線(写真だと太い茶色の線の下の細い筋のような線)の形状である。この線のちょうど後翅の部分の真ん中辺りが決め手である。他の2種は、この部分が、後翅外縁の出っ張りの尖った箇所と呼応するように尖っているのだが、ウスベニスジヒメシャクと言われる種のその部分は尖らず滑らかなものが多いとのことである。
ここを注目して上の写真の個体を眺めると、全然尖ってないのである。
ゆえに、ウスベニヒメシャクと断定したのだが、それ以外の相違点は見つけれていないのも事実である。
ただ、秋になると近隣の自然下では、ベニスジヒメシャクという少し似た蛾も登場してくるが、こちらの蛾は、明らかに違うということが一眼で分かる蛾である。
さて、このウスベニスジヒメシャクの幼虫の食草はと言えば、似た他の種と同様にタデ科の植物との事である。タデ科の植物も多々あるが、何が一番好みなのであろうと気になるところである。