キベリトガリメイガ 成虫

少し前に家の外灯下に来ていた蛾である。てっきり、投稿済みだと思い、スルーしていたが、投稿していたのはキモントガリメイガであり、このキベリトガリメイガと思しき蛾の投稿はしていない事に気が付いた。

撮影年月日は、本年の8月5日となっているが、我家の外灯下ではレギュラーのような気もする。一応、6月、7月に現れる蛾のようである。

大きさは開張サイズで2センチあるかないかだと思う。シマメイガ亜科のこの手の紫と黄色の配色の蛾は、時に我家の家の外灯下に現れる(現れる時は、複数匹で数日間に及ぶ)が、全部同じと思わずに、ちょっと注意深く見てみようと思った。

最後に、幼虫の食草はこれといって突き止められていないようである。

オオトビスジエダシャク 成虫

先程、約一年前の写真を見返して、オナガアゲハの投稿をしたが、同じ日に同じ里山で撮っていた蛾の写真も、投稿出来るなと感じた。

あれから1年……当時は種に行きつくキッカケさえ見つけられなかったが、今では特徴の要所を掴むことで、種の同定へと近づくスピードと精度が格段と上がってきている気がする。

昨年、8月3日に近所の里山で写し、迷宮入りになっていた蛾の写真は以下である。

名前は、オオトビスジエダシャクなのではと思う。大きさは、開張サイズで4センチを少し超えるぐらいだと思う。遠い過去の記憶だが、この当時、開張で2センチ程度の蛾など種に行き着けるわけがないと、鼻っから写真になんか撮っていなかった。要は、それなりの大きさがある蛾しか写真に撮っていなかった。

同定の決め手は、先ず、色合い。色合いは、灰白色のキーワードを使った。次に、この上の写真で見分けに使えると思った箇所は、翅の外縁のふさふさした毛の手前が、ノコギリの歯のようにかなりデコボコして見える。もう一つの区別に使えそうな箇所は、上翅のハッキリした中横線の中央辺りのWにも見える焦げ茶の小さな紋様であった。

さて、このオオトビスジエダシャクの幼虫の食草は、あまりに多岐に渡っているようなので、ここで列挙することは割愛する。

オナガアゲハ  成虫

先ほど、ミヤマカラスアゲハの投稿をして、俄然、黒いアゲハチョウへの興味が湧いてきたので、種不明でお蔵入りになっていた黒いアゲハチョウの古い写真を引っ張り出してみて、再確認してみた。

以下が、約1年前の8月3日に写真に撮っていた黒いアゲハチョウの写真である。撮影場所は、同じ地区の近所の里山。

前翅が細く、後翅が細長く見える気がする。この特徴は、オナガアゲハとジャコウアゲハの特徴なのだが、オナガアゲハの翅を除いた身体部分の色は黒色で、一方、ジャコウアゲハの身体部分の色は、黒色と赤色の縞紋様なのである。

この上の写真では、確認しずらいが、運の良い事にピンボケだが、横から写した写真を持っていた。それで確認すると、身体部分は黒一色である。

ゆえに、上の写真の個体は、オナガアゲハだと思う。

当時の事が記憶に蘇ってきたが、この個体は、薄暗い林内と明るい開けた場所の境界をゆったりとユラユラと優雅に飛んでいた。

さて、このオナガアゲハの幼虫の食草は、ミカン科の植物とのことである。ただ、ミヤマカラスアゲハ同様に、果実栽培用の園芸品種には、あまり産卵しないとのことである。

我が家に、今年植えたカラスザンショウの苗木がある。そのうち、産卵に訪れてくれればなと思う。