ウスオビヒメアツバ 成虫 Schrankia masuii Inoue, 1979

1週間前に、我家の外灯下に来ていた蛾の一つである。

前翅長は、8ミリぐらいだったと思う。

ネット上の画像から、一番近似種を探すと、ウスオビヒメアツバとなる。

そして似ている種としては、ハスオビヒメアツバSchrankia separatalis (Herz, 1905)ーがいる。

見た目的な違いとしては、上翅の中央内縁寄りに大きめの黒い斑が見えるのは、今回の主、ウスオビヒメアツバであり、ハスオビヒメアツバとして認識されている蛾は、この部分に大きな紋様がなくスッキリした感じである。

しかし、ネット上の画像は、もはや、AI の能力も有るんであろうが、種名と特徴の一致しない画像の乱立になっている。

こうなったら、この2種に関しては、時間をかけて、徹底的に発見環境や紋様の差異に関するデータを集めまくって、真実に近寄って行くしかないと思う。

さぁ、次に出会えるのはいつであろう。

シャコグモ Tibellus japonicus

約2週間ぐらい前に、我家の外灯下で見かけた蜘蛛である。

種名が分かったので、投稿してみる。

正確な大きさは、正直覚えていないが、身体の部分だけで、1センチ弱ぐらいだったような記憶がある。

どうせ、同種で色合いが違う個体がたくさん存在するんだろうと思い、種名を調べようともしていなかったが、上の蜘蛛は、同じような淡い色合いを特徴としたシャコグモという種と分かった。

エビグモ科に属するクモである。

次に出会うまで、名前を覚えていられれば良いのだが……。

クロフテングイラガ 成虫 Microleon longipalpis Butler, 1885

昨晩、我家の外灯下に来ていた蛾の一つである。

前翅長8ミリぐらいのとても小さい蛾である。

なんとなくテングイラガの一種の気がする。テングイラガの名の由来となる頭部(鼻)の辺りが見て取れる写真を以下に。

さて、種名は何であろうと考えたのだが、先日投稿したキマダラテングイラガと比べると、明らかに濃い紋様のパートの色合いが濃く黒っぽい。

ちょっと無責任かもしれないが、今回は、この理由だけで、上の写真の個体をクロフテングイラガとして紹介させてもらった。

ちなみに、クロフテングイラガとキマダラテングイラガの違いは、厳密には交尾器を見て判断出来るものとの情報を読んだが、実際に、ネット上に無数あるテングイラガ達の投稿をした方々が、それをしているとは思えない。

ところで、元々存在していたテングイラガという種が、2016年に、キマダラテングイラガとクロフテングイラガに2分されたらしいのだが、流れ的には、テングイラガからキマダラテングイラガが新種独立して、元々のテングイラガの方は、種名をクロフテングイラガに変更したとのことである。

これが、2016年にクロフテングイラガの種名に変わったものの、学名は変わらず、登録年も1885年となっていることの説明になるかもしれない。