クロフテングイラガ 成虫 Microleon longipalpis Butler, 1885

昨晩、我家の外灯下に来ていた蛾の一つである。

前翅長8ミリぐらいのとても小さい蛾である。

なんとなくテングイラガの一種の気がする。テングイラガの名の由来となる頭部(鼻)の辺りが見て取れる写真を以下に。

さて、種名は何であろうと考えたのだが、先日投稿したキマダラテングイラガと比べると、明らかに濃い紋様のパートの色合いが濃く黒っぽい。

ちょっと無責任かもしれないが、今回は、この理由だけで、上の写真の個体をクロフテングイラガとして紹介させてもらった。

ちなみに、クロフテングイラガとキマダラテングイラガの違いは、厳密には交尾器を見て判断出来るものとの情報を読んだが、実際に、ネット上に無数あるテングイラガ達の投稿をした方々が、それをしているとは思えない。

ところで、元々存在していたテングイラガという種が、2016年に、キマダラテングイラガとクロフテングイラガに2分されたらしいのだが、流れ的には、テングイラガからキマダラテングイラガが新種独立して、元々のテングイラガの方は、種名をクロフテングイラガに変更したとのことである。

これが、2016年にクロフテングイラガの種名に変わったものの、学名は変わらず、登録年も1885年となっていることの説明になるかもしれない。

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