コクリオビクロヒメハマキ? 成虫 Olethreutes orthocosma (Meyrick, 1931)

数日前に我家の外灯下に現れたところを、写真に撮っていた蛾である。

大きさは、前翅長7ミリぐらいだったのではないかなと思い出す。

ハマキガ科ヒメハマキ亜科の蛾であろう事は分かったので、その中から一番雰囲気が近いものを選び出すと、コウスクリイロヒメハマキという種が有力だなと感じた。しかし、その直後、コクリオビクロヒメハマキという種の方がもっと近いかと相成った。

幼虫の食草は、ノコンギクのロゼットという事である。ノコンギクの類は、少し歩けば、生えている。

ヤマシロオニグモ? Neoscona scylla (Karsch 1879)

昨晩、我家の庭で写真に撮った蜘蛛を紹介してみる。

大きさは、体長1センチちょっとぐらいであったと思う。

地面に垂直になる大きな円網を張り、その真ん中に待機していた。一瞬で、オニグモの仲間なんだろうなと思った。

ただ、所謂オニグモという種(我家の庭にもいる)よりも、小さく、色が赤系統も混ざっていることから、写真撮影を試みた。バックが遠く、ピントが合うか不安であったが、まぁまぁの写真が撮れたと思う。

名前は、ヤマシロオニグモで良いんじゃないかなと思う。

この蜘蛛は、今回は地上1,5メートルぐらいの高さに張った網上に居たが、昼間に草に紛れてじっとしている姿も見る気がする。

今回、初めて種名を知ったが、我家の庭ではよく会う蜘蛛の気がするので、今後も観察を続けて行きたく思う。

モンウスグロノメイガ? 成虫 Bradina geminalis (Caradja, 1927)1

昨晩、我家の外灯下に来ていた蛾のひとつである。そして、昨晩、初めて来たというわけではなく、毎年、周期的に現れる蛾でもある。

大きさは、前翅長13ミリというところであった。

腹部が細く長いので、オスであることが分かる。

元々は、この蛾は、ウスグロノメイガという名で呼ばれていたが、現在では、モンウスグロノメイガ、シロテンウスグロノメイガ、ヒメアカウスグロノメイガ、アカウスグロノメイガ、オオウスグロノメイガの5種類に分類されている。モンウスグロノメイガを除く後半の4種が確立されたのは、1984年頃と思われる。

さて、上の写真の個体をモンウスグロノメイガ?とした理由というか根拠を少し述べると、消去法でいくと、ヒメアカウスグロノメイガとアカウスグロノメイガには、赤っぽい要素が見て取れるはずだが、上の写真の個体には、赤っぽい要素があるようには見えないので、この2種が外れる。

あと、オオウスグロノメイガに関しては、信憑性はともかく、横脈紋に付随する白点がないものが紹介されているのを見る。上の写真の個体では、薄ら白点が見える。

そうなって来ると、モンウスグロノメイガかシロテンウスグロノメイガのどちらかという事になるが、シロテン(白点)と呼んでいいほどは、ハッキリとした白点を認識する事は出来ない気がする。

ゆえに、モンウスグロノメイガ?として紹介した次第であるが、種の同定に自信満々というわけでは、到底ない。嫌、元ウスグロノメイガに関する他の方の投稿も自信満々というものは少ないはずであるし、そうなるのが自然な近似種達だと思う。それぐらい、微妙な近似種達の予感がすると、現段階では言っておく。

さて、幼虫の食草は、ネット上の情報から拾うと、枯葉なのではないであろうか。