最近、近隣で、この蛾の写真を撮っていた。
過去の投稿を確認したところ、昨年の9月13日に投稿済みの種であるが、今回、写真に撮った個体は、今の時期にいた事を考慮すると、今シーズン1回目の羽化の個体と考えたい。
大きさは、前翅長15ミリぐらいだったであろうか。もう少しあったであろうか。
さて、この蛾を見たときに、随分と赤みの強いスジベニコケガだと思いそうになったが、確か、似た雰囲気の別種がいたよなとの記憶が脳裏を過ぎった。
そして、調べたところ、やっぱり居た。ゴマダラベニコケガである。
幼虫の食草は、地衣類とのことである。
個体差はあるものの、スジベニコケガ然り、本種も、それにしてもビビッドな色合いである。
この色合いの持つ意味は、なんかしらの警告色かなんかなのであろうか。
分布は、国内では、北海道から九州、まで。海外は、朝鮮半島からロシア沿海州………一方のスジベニコケガも、似たような分布域のようである。
ちなみに、これらの2種の属するグループの中には、どうも中国や台湾にも、似てるけど違う種が存在しているようである。