クロツヤキマワリ Plesiophthalmus spectabilis spectabilis (Harold, 1875)

最近、近隣で、この甲虫の写真を撮っていた。

大きさは、体長18ミリぐらいだったであろうか。

この甲虫との遭遇は、林縁をふと歩いている時に、クヌギかコナラの木肌を歩いているこの個体を見つけた。同時に、相手も、私を認識したらしく、逃げようと歩を速めたのが分かった。

しかし、どうしても彼(彼女)を捕まえたい理由があった。キマワリっぽく見えるこの個体は、遠目にも明らかに黒というより光沢のある色彩が見て取れていたからである。

運良く、捕獲に成功した後に、今度は写真を撮るために、明るいところに、彼(彼女)に来てもらった。そして、撮った写真が上の個体である。

写真だと、分かりづらくなってしまうのだが、胸背部は、渋い深緑で、上翅は、センチコガネのような薄らピンクや青の光沢がある。

このキマワリは何であろうと思ったのだが、胸背部に逆ハの字に見える凹凸がある事から、クロツヤキマワリという種ではないかと思っている。

今年は、近隣で、数回キマワリに出会っているが、どの場所のキマワリモも微妙に少しづつ違う風貌である。

キマワリも、奥が深いなぁ…。

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