アトモンミズメイガ 成虫 Nymphicula saigusai Yoshiyasu, 1980

二日前に我家の外灯下に来ていた蛾の一つである。

とても小さかった印象である。大きさは、開張13ミリ行かないぐらいだった。

触角を背負っていて、この雰囲気だとツトガ科の蛾であろうとの予測はついたが、ツトガ科の蛾の中でも小さい方だと感じた。

種名はと言うと、アトモンミズメイガである。

そして、ノメイガ亜科に属する蛾と思いそうになった時に、ミズメイガ亜科という亜科が存在する事を知った。元々は、N. blandialis(WALKER)としてアジアに広く分布している蛾として認識されていたが、更に細分化され、スリランカをタイプ・オリジナルとする種とは枝分かれしたようである。

幼虫の食草は、ツボミゴケとのことである。早速、ツボミゴケってどんなコケだろう調べるが、いまいち「あれかー」と言う風には繋がらなかった。

また、ミズメイガの仲間ではあるが、幼虫は水棲ではなく、本種は陸生である。なお、日本にいるミズメイガの仲間では、一番北にまで進出できている種のようでもある。

これからの季節、近隣では、マダラミズメイガという蛾が、よく見られるようになってくる。

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