クロスジアオナミシャク 成虫 Chloroclystis v-ata lucinda (Butler, 1879) 1

昨晩、我家の外灯下に来ていた蛾の一つである。

写真は、かなり拡大してしまっているが、大きさは、前翅長7ミリぐらいの凄い小さな蛾である。

サイズとこの翅の広げ方から、シャクガ科のナミシャク亜科の蛾ではないかなとの予想を立てて、ナミシャク亜科の蛾を当たったところ、クロスジアオナミシャクという種に行き当たった。

幼虫の食草は、タデ科イタドリの花、クマツヅラ科ムラサキシキブの花と書かれている情報が多いが、目下、近所の自然下を眺めた時に、イタドリやムラサキシキブの花が咲いているであろうか?せいぜい、蕾の蕾が形成され始めたぐらいの時期だと思う。

上の写真の個体の幼虫が、それらの花を食べて育って来たなら、昨年の開花時に幼虫が成長し、蛹等で越冬し相当長い時間を経ての羽化という事になる。

もちろん、それもなくはないと思うが、幼虫の食餌にもうちょっと幅がある可能性も視野に入れて良いのではと考える。

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