キオビミズメイガ 成虫 Potamomusa midas (Butler, 1881)

最近、近隣で、この蛾の写真を撮っていた。

大きさは、前翅長12ミリぐらいだったであろうか。うーん、正直思い出せない。

種名の方は、キオビミズメイガ。

キオビミズメイガの幼虫の食草は、ミズメイガと種名に付くだけあって、流水中のコケ類である。

国内では、本州から九州辺りまで生息している蛾のようである。海外では、韓国からの生息報告が群を抜いて目立つ。

この蛾がいた場所から50メートルぐらい歩くと、流れのある用水路は存在する。そういう環境で育ちあがってくるのであろうか。

ちなみに、もう少し暑くなってくると、ヒメマダラミズメイガという同じミズメイガ亜科の蛾が近隣では目立つようにはなる。着実に夏が近づいてきている。

コヨツボシアトキリゴミムシ Dolichoctis striatus striatus Schmidt-Göbel, 1846/Dolichoctis rotundata

昨晩、我家の外灯下に来ていた甲虫のひとつである。

大きさは、写真だと違和感なく見えてしまうが、とても小さかった。体長で4ミリいかないんじゃないだろうか。

種名は、コヨツボシアトキリゴミムシ。

この極小のゴミムシは、南方系のゴミムシだと思われる。ゆえに、本州の関東以南から国内では九州辺りまで生息している模様。南西諸島もいるのかな?

海外では、赤道直下の辺りのエリアにもいる。興味深いのは、ニューギニア島の東部や、それに対するオーストラリアのヨーク半島なんかに目撃報告が集まっている。ちなみに、上のタイトルのところで、二つの学名を入れたが、どちらの学名でも、ほぼ同じ生息分布の情報が出てくる。

昨晩は、とにかく暑かったが、暑い日には暑い地方の生物が、寒い日には寒冷地の生物が元気に動き回ってるような気がする。

アカハナカミキリ Stictoleptura (Aredolpona) succedanea (Lewis, 1879) 福島県 標高800メートル

先週末に、家族が山登りにお友達と行くというので、私は、一行を登山口で下ろし、下山口で拾うという完全な運転手の役を買って出た。

買って出た理由の一つは、登山口も下山口も標高は1000メートルぐらいあり、待ってる間の5時間(結局は7時間)は、自由に自然観察やイワナ釣りが楽しめるからである。登山一行もスタート地点に戻ってこないコースが取れる事を喜んでくれる。お互いの利害が一致した。

想像以上に豊かな生態系であったが、先ずはこんなのもいた。

大きさは、体長17ミリぐらいだったと思う。

種名は、アカハナカミキリ。

各種針葉樹の伐採木に集まるカミキリである。

国内では、北海道から九州まで生息しているカミキリである。