キクキンウワバ 成虫 Thysanoplusia intermixta (Warren, 1913) 3

最近、近隣でこの蛾の写真を撮っていた。

大きさは、案外に大きく、前翅長で20ミリぐらいあったと思う。

直ぐにヤガ科キンウワバ亜科の蛾である事は分かったが、種名を調べると、キクキンウワバという種だと判明。

幼虫の食草は、キク科タンポポに始まり、ハルジオン、ヒメジオン等………他にも、セリ科、イラクサ科、バラ科など……この蛾がいた付近は、幼虫の食草だらけかもしれない。

この蛾の生息分布に関しては、国内では、おそらく北海道から九州を経て南西諸島まで生息していると思われるが、GBIFのオープンデータで世界分布を眺めると、興味深いのは、台湾と東北に目撃報告が集中しているのと、インドの北部の方にも目撃報告がある。そのうち、何か繋がりが見えてくればなとも思っている。

ところで、昨年の6月に投稿しているキクキンウワバ成虫の投稿は、完全に別種の投稿をしていると思う。それから1年経った現在の知識では、それがテングイラガの仲間である事が分かる。近々、修正せねば……。

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